適応障害 とは(症状・治療・休職など)


D適応=正常?



適応することが正常とは限らない

適応障害を患った人に、是非、聞いてほしいことがあります。


それは


「適応することは必ずしも正常な事だとは言い切れない」

ということです。

「適応」「マヒ」は紙一重の違いだということです。

だから、「適応障害になった自分はダメなやつだ」などと思わないでください。


たとえば、普通の人は、「超満員電車」は嫌いでしょう。
ストレスがたまる環境ですよね。

でも、それにも慣れて通勤するサラリーマン。

これは「適応」と言うよりも、「マヒ」という言葉がしっくりきませんか?

会社や学校あるいはグループなどの集団は、意識的であれ、無意識で
あれ、方針・秩序に従う、従順な仲間(従業員)を作りだそうとする場合が
あります。

そして、この均質化に拒否反応を示した人間に、「適応に失敗した弱い人間」というレッテルが張られることがあるのです。
窮屈な環境や理不尽な強制に対して、拒否反応を示すのは当然です。
なのに、「ストレス耐性が低い」とされてしまう。

本来、それぞれに個性がある人間を均質化するような行為への拒否反応は、ごく自然なものなのに、「あいつは変わっている」 「ストレスに弱い」
「我慢が足りない」という評価に変わってしまう。 

なんだかおかしいと感じませんか?

「適応障害」という病名から、「環境に適応できるようになること」が
最終目的だと思いがちですが、必ずしもそうではないことは、
先に書いた 「適応障害回復へ向けて」 のとおりです。

「適応」というのは環境にあわせて、自分が本来なら、苦痛に感じることさえも、「我慢」「麻痺」させていくこと。
つまり、「適応できない」とは「麻痺できない」ということです。

全然、おかしなことじゃないでしょ?当たり前のことでしょ?
  
だから「適応」している人間が、「正常」とは限らないという考え方も必要。
「強い」とか「大人」という言葉で、すり替えてはいけないのです。

だから、「適応障害」になった自分を責めるような気持ちは持たないで
くださいね!



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